Nov, 04, 2013, Mon

*国立劇場へいく

11月歌舞伎のチケットを1枚だけいただいたので、ひとり歌舞伎。
今年二度目の歌舞伎は伊賀越道中双六でした。
最後の敵討ちが派手でよかった。

国立劇場へ来るのは、2007年以来。
2007年の夏に祖母が倒れ、
それまで毎月のように一緒に通っていた
国立劇場の歌舞伎へ行く機会を失った。
祖母が倒れる前にとっておいてくれたチケットで
母と二人で観劇させてもらったのが最後だったので、
しっかり記憶に残っている。

その、母と来た時には
祖母とは意思の疎通はうまく図れていなかったけれど
それでも意識はあったし…なんというか
普通に観劇が出来たのだけれど、
今回、祖母がいなくなって、初めて来て。

永田町の駅から国立劇場へ行くには、階段が多かった。
祖母と一緒なのでゆっくり歩いた。
下りの階段では私が先に。
昇りの階段では私が後に。
エスカレーター、エレベーターを使えるところは使うので
位置は覚えてる。

最後の頃は、永田町経由は難儀だと、
東京駅からタクシーで来ることが多かったな。
あっという間に着くのでよかった。

永田町駅から国立劇場への道沿いの
ビルが大きく建て替えられていて、
駅出口近くから劇場のほうへ、公開空地を通って
抜けられるようになっていた。
緩やかだけど、階段だから、祖母がいたら
ゆっくりゆっくり歩いただろう。
手摺がほしいと言うかな。
でも、通りやすくなってよかったと言うだろうなと。
ごく普通に湧いてきて。
kokuritugekijo.jpg

常日頃、ずっと祖母のことを考えているわけではないけれど
その、去年、野田地図「エッグ」を見たときだとか
今回だとか、何かが引き金になって突然押し寄せる感情の起伏に、たまに驚く。
長く長く一緒に過ごしたひとを亡くしたのだなあと思う。



Oct, 21, 2013, Mon

*MIWA

野田MAPの舞台、
The Bee、エッグにつづいて、三回目、MIWA。
夫の趣味なのですが、一気に引きこまれてしまっています。

私の観劇経験は、数で言えば恐らく最も多いのは歌舞伎で、
現代劇では、三谷幸喜、あとは、ラーメンズにコバケン。
間に数回、アトリエ・ダンカンとか二兎社とかのプロデュースのものetc.…
そこに、野田秀樹ですよ。

これまで、
ここまでものすごい密度とスピードで、
濃厚な時間を提供してくれる舞台は体験したことがなかった。
野田さんが随一です。
観に行った三作ともそう。
ちょっと悪く言うと、なんてくたびれるお芝居!とも。
すごい集中力が求められます。

The Beeのときは感想を書いたけれど
実は、「エッグ」のときは
こちらの心がぐらぐらしすぎて、
何も書けなかった。
どこも架空の世界なのだけれど、
「エッグ」では、戦中の満州(のようなところ)が描かれていて、
ちょうど祖母を亡くしたあとで、
その祖母の暮らした天津に行ってきたばかりだった私は、
芝居の幕が降りた瞬間涙が止まらなくなったのだった。
祖母の死後、初めて
あんなに泣いてしまったのだけれど
自分でもその理由がよく整理できなかった。
何か、こじ開けられたのだなあという感触。

今回は、「MIWA」。
単なる美輪明宏物語では全然なくて、
その人生をなぞりながら
宮沢りえと古田新太が一心同体ならぬ二身同体の
主人公を演じる。
野田秀樹が狂言回し。

宮沢りえが、すごい。
The Beeでも思いましたが、こんなに舞台映えする女優さんだったのか!と。
繊細な美人なのに、圧倒的な存在感。
この人にしか出来ない、MIWAでした。
古田新太がうまいのはわかってる、というのに対して、
青木さやかもよかった。
去年、三谷チェーホフで見て、舞台にも出てるのねと
思ってたら、今回で二度目とは。桜の園よりよかったです。
他の若手俳優さんたちが、どうしても影が薄いのに対して
顔が濃くて声が通るので、存在感が素晴らしい。
もっと場数踏んでうまくなって欲しいわ。
あ、池田成志さんはさすがの存在感でした。

あとは要所要所で使われる実際の美輪明宏の歌声も素敵で。
いつか生で聴いてみたいね。
miwa2013.jpg

制作発表のレポート
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0823164946.html

日経の記事。リンク切れてしまうかしらん。
http://mw.nikkei.com/tb/#!/article/DGXNZO60899340Q3A011C1000001/



Sep, 30, 2013, Mon

*暇な日は来ない

30代、働き盛りということで。

いや。仕事以外のことが
何も出来ていないというわけじゃない。
料理も洗濯もするし、アイロンかけて、家事をする。
ネットで動画見たり、音楽聞いたりもする。
友人と待ち合わせて、外食もする。
このまえは、オットと国技館で相撲観戦。楽しかった。

それでも、日々の生活の中で感じるのは
「どうしてこんなに時間がないの」
「締切に間に合わない!終わらない!」
「もう駄目だ。休みたい。眠い」…

ベースとして、
「ああ楽しい」
があるから、もちろん、
辞める気なんてさらさらないのだけれど。
たまに、頭かきむしりたくなる。

この仕事が終われば、
この山を越えれば、
職が変わったら、
暇になる、楽になるはずー…!と思い続けて、
その日が来ないことに何となく気付きはじめて。

夫に言われたのは、
「暇な日なんて、来ないんだよ」と。

ええー!と絶望しそうになったけれど、
まあでも、そうなのかもな、と。
別にネガティブにそう思うんじゃなくて、
ポジティブに。
(彼もネガティブに言ったわけでなかった)
それはもうずっと先のことで、
それが人生なのかもしれん。自分が選んだ。

その上で、やっぱり、
ほしい「時間」は、自分でつくるしかないのでしょう。
今までだって、そうしてきたね。
これからも、そうするわけで。
年季入ってきた分、でも年とって無理が効かなくなってくる分、
その「やり方」はいろいろ試行錯誤せねばなるまい。



Sep, 22, 2013, Sun

*秋の花

引っ越してきた春先は梅が満開。
そのあとチューリップがちょっとだけ咲いてたかな。
6月には青い紫陽花が
次々に花を咲かせ色を変えて楽しかった庭に、
9月、突然真っ赤な彼岸花が。

花が幾つか咲くまで、全然気付かなかった自分…。
つぼみの時もあったはずなのに、
ある朝突然、あれ、あれ、いつの間に!という感じでした。
higanbana.jpg

庭の手入れなど殆ど出来ていないのですが
(写真の背景からも明らかか…)
前の住人の方の趣味でしょうか、
季節ごとに結構な楽しみを提供してもらっているなあと。



Sep, 13, 2013, Fri

*9月中国

4泊3日で中国福建省へ。
厦門宿泊で、南靖、永定の土楼群を見てきました。
移動が大変でしたが
いやあ、面白かった。

円楼、方楼、五鳳楼…
すっかり観光地化されているものから、
まだまだ生活の場、住宅として機能しているもの、
そして廃虚化しているものまで
状態は様々でした。

写真の整理すらまだきちんと出来ていませんが、メモ。
dorou.JPG
写真は、観光地化されてる田螺坑土楼群。


今回は、母校の中国人留学生が卒論で土楼をやりたい、という調査に便乗の旅でした。
留学生の彼女と、地元ドライバーさんの機転により、
2日で21個の土楼を見てきました。
福建全体では、4000近くあるというのだから、想像がつきません…。
厦門から新幹線で1時間の、南靖という駅から、
車で1時間半〜2時間くらいの永定県、南靖県の土楼を回りました。
一つの村に複数個あるのですが、村ごとの間は数10キロ離れている、という感じです。



Sep, 02, 2013, Mon

*夏の北海道

今年の学会大会は北大。
雨模様だったけれど涼しい札幌と、
ちょっと足を伸ばして小樽の街を楽しんできました。

発表やらPDの副司会やらありましたが
懐かしい札幌の友人や、
各地の大学の友人たちとも会ってかなり満喫。

最後の晩は小樽で、
札幌の友人オススメのお店に行ってみたのですが
これがとても素晴らしかったので記録。

酒商たかの
http://www.otaru-takano.co.jp/html/kakuregura.html

酒屋さんの2階で、日本酒が飲めるのです。
日本各地の、本当に美味しいお酒がたくさん。
1,000円のチケットを買って、冷蔵庫のお酒を選びます。
お通し代で300円分払いますが
お通しだけで何杯か飲めるんじゃないかという素敵メニュー。
海苔と身欠きニシンと沢庵だったかな。
酒の肴も地場のものがいろいろあります。
頼んだ松前漬けも美味しかったなあ。

お酒は一杯300円から、だいたい500円、600円くらいまでで、
高いものは900円、1,000円以上という銘柄も。

この夜飲んだ中気に入ったのは、
佐賀の真野鶴というお酒と、
このお店がプロデュースしたという小樽の出世坂、
初めていただきましたがとても美味しかった。
オットの故郷の酒である渡船もあったり
本当に日本全国の美味しいお酒を吟味している模様。

その夜の最後のお客さんとなってしまったのもあり
社長の高野さんとたくさんお話しして盛り上がり、
楽しくて美味しくて、学会の疲れも飛びましたよ。

購入したチケット一枚余らせてしまったし
また是非行きたいものです。

あ、もちろん小樽ではお寿司もいただきました。


2013hokudai.JPG
写真は北大キャンパス内の大きな木と
その近くに張られたテント。
学会の参加者でしょうか。



Aug, 13, 2013, Tue

*8月台湾

今年は東海岸の花蓮という街に出かけた。
市街地では、文化施設として再利用されている専売局がとてもよかった。
飾り気のないモダニズムの建築が
きれいに修復、掃除されて、建具などは修理して、
でも決して過分に飾ることはせずに使われていて。

数日かけて、近くの元移民村も見てまわった。
農地に引かれた正確なグリッドは今も健在で、
どこまでもまっすぐな道が続く。
四国からの移民の村であったという旧吉野村には
慶修院というお寺が残り、四国八十八ヶ所めぐりの出来る
八十八体のお地蔵さんがいたりして、地域色。

日々、炎天下を10時間くらい歩きまわるので
必死に日焼け止めを塗りなおしていてもやっぱり焼ける。
これで近い将来シミ、シワに悩むことになるのだろうか。
半分諦めつつ、半分怖い。

台湾ビールは毎年水のように飲むけれど(大袈裟)
今年は瓶詰めの「生」というのがあって
オススメされたので飲んでみたら、
これが柔らかくてさっぱりした味わいでとても美味しかった。
三大学の大勢で出かけたとはいえ
調子に乗って飲み過ぎたかも。
2013taiwanbeer.JPG


暑い暑い夏でしたが
帰国した日本も本当に暑い。
体調崩さないよう気をつける。



Aug, 02, 2013, Fri

*よなよな。

よなよな。

六本木アークヒルズでよなよなエールが飲める。と聞いて
出かけてきた。
直前の連絡では予約はいっぱいで、
並んでもいいかー、と思ったけれど
ビアガーデンというかビアフェスのような感じで、
空いた席には座れるけれど
待っていても順番に案内されるわけではないので
座れるかどうは運に左右されること大。

大テーブルを予約していた団体さんの
親切に甘えて
はじっこに座らせてもらいました。
その後、空くときは譲ってください、と
図々しいお願いをしていたテーブルをgetしなんとか。

ヤッホーブルーイングの生ビール全種飲めて
とても美味しくて楽しかったです。
やっぱり最近お気に入りだった「水曜日のネコ」が一番
美味しく感じましたが、初めて飲んだ
「前略好みなんて聞いてないぜ SORRY」(長い)もよかったのだわー。
もちろん王道よなよなエールも美味しくいただきました。

ヤッホーブルーイングの直営店
「よなよな BEER KITCHEN (よなよな ビアキッチン)」
http://www.yonayonabeerkitchen.com



Aug, 01, 2013, Thu

*7月韓国

パスポート見たら、去年と同じ日に出国でした。7/27。
ここのところ毎年
7月末の週末にひっかけて韓国か台湾の調査をしているので
隅田川花火大会はずっと見てないのだよな、と気づく。

今年の韓国は短かったし
それほどハードではなかったし
(去年は二日間で15軒実測とか意味不明)
あっという間でした。
食事はね。最後の夜の参鶏湯以外は
いろいろあれでしたけれど…

もう少し唐辛子と仲良くなれるといいのだろうけども。
道のりは険しい。

2013korea.JPG
写真は、昨年調査した古い韓屋が
取り壊し中であったところ。
たまたま通りがかったら解体着手していてびっくりしました。
小屋組がよく見えたのはよかったけれど、
昨年は若い夫婦がお住まいで、
立派なおうちだったのになあ。



Jul, 21, 2013, Sun

*「風立ちぬ」

風立ちぬ、と来たら「今は秋」しか出てこない
聖子ちゃん世代です。

久しぶりに、映画館で映画。
ジブリ作品を映画館で見たのは初めてかも?

悪人が出てこない。
心のまっすぐな、夢を追いかけた男性の半生でした。
飛行機の設計にひたすらに情熱を傾け。
計算尺片手に、ただただ熱くまっすぐに。
最後、もうすこし話が続くのかと思ったら
終わってしまったのだったわ。

菜穂子、加代、の女性陣と主人公、
もしくは女性陣同士の関係なんかを
もう少し描いて欲しかったなあ、などとぼやいていたら
あの尺の中で魅せるのが映画なんだから、と諭され。
そして女性の中身を描いてないのは、意図的か。むしろ。

心にのこるのは温かい気持ちばかりで。
背景となる震災も戦災もあるけれど、
実在の人物をモデルとしているけれど、
仕事を持ち、技術と向き合う大人向けのファンタジーだと思う。

震災後のシーンは、研究資料として読み漁ってきた中にある
あの写真やあの写真の光景が、アニメになってる!という感じ。
ちょうど翌日、同じ専門の方々との委員会だったので、
そういう見どころありますよ、などと話してきました。
2013ueno.JPG



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